2008年5月5日月曜日

消えたペットボトル

 先日、祖母がスーパー買い物をしてきた後、お茶をしているときに、ぶつくさと文句を言った。
 スーパーで買い物をしたのだが、店員が、買ったはずのペットボトルを入れ忘れているのだという。
 祖母は、新型マーチで近くのスーパーに買い物に出かけ、いくつかの買い物をして帰ってきた。途中、どこか別のところによったことはなかった。買い物は、ペットボトル以外にも食料品などが中心で、ポリ袋に一杯、買った。
 祖母が行ったスーパーには、美樹も、父と買い物に行くことが何回もある。けれども、これまで一度も、そんなことはなかった。商品は、店員さんが、バーコードで値段を読み取りながら、ポリ袋に入れてゆくので、入れなかったなんて事はまず起きないのだ。
 この話を聞いた父は、どこかに消えたと思ったら、「これでしょ」といって、ペットボトルを見つけ出してきていた。
 「どこにあったの?」と聞いたら、「車の助手席の下」と、ぼそっと言った。
 父、太郎は、探し物の名人である。

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