2008年9月27日土曜日

知っていることと、知っていると同じこと

 このところ、父、四季が岳太郎の帰りが遅い。休祝日も、部屋にこもって、なにやら、机に向かっている。今度の大学で使用する講義の資料を作成しているようだ。
 本業の仕事のほうも、なんだか、立場が上がったようで、このところ忙しそうである。
 父、太郎の仕事は、難しい。
 「分析」の相談にのる営業をしているのだそうな。それで、分析のことを全てわかっているのかと聞くと、全てのことがわかるわかっているわけではないという。でも、提供できる分析は、所属している分析の会社の出来ることを提供するだけだから、自分が知らないことなら、誰ができるのかということを知っていて、その人に聞けば良いのだという。そして、聞くために、どのような情報を知り、教えれば答えが得られるかを知っていれば良いのだという。
 世の中の多くのことも、全てを知ることなんて出来ないけれど、必要なことがわかる手立てを持っていることについては、知っていることとどう意義の意味を持つのだという。
 

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