2008年9月23日火曜日

33分探偵の名言

 土曜日の深夜には、33分探偵がいる。この男、鞍馬六郎は、すでに、始まりから5分くらいで犯人が自首するような単純な事件を33分、推理するのだ。

 痩せたまぐろなら刺さるよねえ!

 この言葉が一番印象的である。とにかく、根拠のない推理を構築するのである。もっとも、父、四季が岳太郎、曰く、わかりきったことから、妥当性ある推理を展開することは、誰にでも出来ることであるという。少しの手がかりから、自由な発想で、いろんなことを考えることは、とても重要である。鞍馬六郎の推理は、現実的可能性がほとんどないような推理を組み立てるが、「痩せたマグロなら凶器になる」という発想、その自由な感覚が、現代人に足りないところなのだろう。

 それにしても、本当に、「痩せたまぐろなら刺さるのだろうか?」
 もちろん、人の体にである。

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