2008年9月7日日曜日

首相が辞めた

 自分の力では出来ないことがある。どのようにしたら良いか具体的に考えられなくなるときがある。自分自身に限界を感じることがある。自分自身がそのことをすることが嫌になる。自分自身がそのことに携わりたくない。自分よりも適任者がいると思うことがある。適任者のほうがうまくやるだろうと思い込む。自分自身がもう嫌になる。認めたところですでに、他の人に代わるべきなのは間違いない。
 たぶん、出発点が間違っていたのだ。出来ると見込んでいたが、自分の能力が、立場に要求される能力を満たしていないという事実認識ができていなかったのだ。見込みで動かざるを得ないことがある。物事は、確実に出来ることばかりを推定していても始まらない。だから、わからないことに挑戦することにもなる。人は、自分自身を新たな環境におくことによって、能力開発してゆく。
 おそらく、しておくべきことは、自分の代わりになるべき人を育てておくことだ。挑戦に失敗しても、失敗が失敗で終わらずに、次に、成功に導けるように、次を用意しておくことだ。人間社会は、集団で動いているのであり、人はいつか死ぬ。だから、誰かの代わりを誰かが行わざるを得ない。社会では、連続性を保持するという行為をしておくべきだ。人が変われば、人が変わった分、確実に変わる。変化に準備しておくことは、大切なことである。先を読むということは、準備しておくということである。
 昨年の首相の自主辞任につづいて、また、首相の自主辞任を見ていた父、四季が岳太郎がつぶやいていた。
 先が読めれば一人前だよ、美樹。
 

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