2008年9月15日月曜日

四季が岳美樹の冒険2

 四季が岳太郎の最新作、『四季が岳美樹の冒険』はフィクションである。
 あそこに書かれていることは事実ではない。
 しかも、美樹は、あんなに頭も良くない。でも、よく、あれだけの作り話を考えるものである。これだから、大人は油断ならない。
 美樹は、幾つ物事件を解決したことになっているが、もちろん、現実にそんなことはありえない。ましてや、殺人事件の結末など、小学生が考え付くようなことではないだろう。
 でも、かといって、四季が岳太郎が実際に解決したもの物でもない。
 ただ、父、太郎は、美樹が小学生の頃、美樹を主人公にした探偵物語を、子守唄代わりと言うわけでもないが、話してくれて、だけど、その物語は、いつも、結末を聞かずに終わったという記憶がある。
 あの頃に、聞いた話は、ここに紹介されているお話だったようにも思うし、少し違っていたようにも思う。でも、ここに紹介されているお話だったのだろう。父、太郎が、思い出を語っているのだというのだから。

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