2008年8月16日土曜日

妖精遊戯から雨木の国

 有川浩さんのレインツリーの国を読んだ。
 図書館戦争にも名前だけだけど登場する本だ。
 伸は、理屈っぽいけど、好感の持てる男の子である。とにかく、人生に前向きである。
 ひとみは、それに比べると、あたまはよいのだけれど、世の中に対して臆病というか、消極的な人生を、歩んでいる。
 SPで、主人公が、男の後を、三歩下がってついてくるような女がいないかなあと自分の理想をのべ、笹本に、そんなおんないねえよ!と一言の元に否定されたことがあったが、物語のななかであれば、近い存在の女の子がいたりする。
 なんか、まどろっこしく感じるところがあるけれど、それはそれで、二人のそれぞれの時間の流れがあって、その流れ方が、微妙にずれているのだけれども、二人とも、どちらかというと、時間の流れ方がゆっくりとした流れ方のように思う。
 ゆっくりと流れる時間もいいもんだなあ。
 

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