父、四季が岳太郎に言わせると、生きるために必要なものは、生きる意志であるという。
生きる意志は、生きたいと思う心であるという。
生きたいと思う心は、娘であるという。
この世の中は、人間中心に作り変えられつつあり、人間は、世の中を理解することで、この世の中を変えようとしている。
ただ、その作り変えの速度は遅く、太郎自身が、この世の中に生きているうちには完成しないだろうという。つまり、太郎の時代の活動はあくまでも、途中、次の世代への橋渡しの存在であるという、もっとも、ずっと、長い間、次の世代への橋渡しの時代が、まだまだ、長く続くだろうと考えているという。
本当に、理想的な世の中になるには、まだまだ、長い年月がかかるだろうという。
ただ、今よりも良い世の中になる可能性はある。それが、未来にあるとしたら、現在、出来るところを、現在で、もっとも良いと思われることをしておくだけであるという。
もっとも良いと思われることをしておくこと。それが生きる指針であるという。
それは、未来に繋がる存在があるということ。だから、生きるのであるという。
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