このところ、1週間ほど、鶯の鳴き声が毎日のように、それも、一日中鳴いている。温かくなってきたから、鳥も鳴きやすいだろう。
鶯は、「ほー、ほけきょ」のあの鳥である。よく聞いてみると、鳴き方が、微妙に違う。「ほー、ほけきょ」の「ほー」のところが、微妙にビブラートのかかり方が異なる。「けきょ」だけ鳴くときもあるし、それに、なんと形容したらいいかわからないけれど、「ほけきょ」のない別の鳴き方もある。たぶん、鳴き方にも違いがあるのだろうな。
たしか、昔の人は、「梅に鶯」といったと思う。菅原道真の歌にも知られるように、花といえば、梅の時代があったのだそうだ。(父、太郎が言っていた)でも、梅の時期には鶯の声を聞かなかった。四季が岳山荘にも梅もあるけれど、梅が咲くのは、三月の上旬のころで、まだ寒い。だから、梅の咲いたのは分かっているけれど、それほどまじまじとは見なかった。それに比べ、桜は、温かくなってから咲く。先週が桜の見ごろだったけど、これからは、桜も、八重桜が咲く。
四季が岳山荘では、桜の花の色と、鳴く鶯の声がハーモニーする。鶯は、梅ではなく桜に似合うと思う。
桜咲き、鶯鳴きて、酒旨し(父、太郎作)
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