2008年7月12日土曜日

夏は何かと面倒くさい!

 梅雨でじめじめしていると思っていたら、あっという間に、夏がやってきてしまった。
 今年は、紫陽花咲く鎌倉にいけなかったので、来年こそは行こうと思っていたら、父は、会社帰りに電車で、寝ぼけていたか、寝過ごして、北鎌倉まで行ったらしい。美樹も、ぼけっとしていて、藤沢まで行ってしまったことがある。まあ、何かと無駄があるのが人間なのだ。夏は、暑すぎるのだ。沖縄は好きだけど、都会が暑いのは、いやなものだ。でもって、夏はめんどくさいなあ、と口癖になる。
 すると、父、太郎が、「人生はそもそも、面倒くさいものである。そもそも、人間は、生まれたときは何も出来ないものが、社会で生きてゆくようになるために、いろんなことを身に付けてゆかなければならない。すなわち、出来ないことをできるようにしてゆかなければならないのだ。出来ないことをできるようにするのは、面倒なことである。出来ることをしていたほうが楽だ。つまり、自分の出来ることをしているほうが楽だけれど、自分の出来ないことをするほうがえてして面倒だということは、自分自身の能力がおおきく、質の良いものであれば、面倒なことを少なくなる。人生において、少しずつ、自分の能力向上をしてゆくけば、自然とめんどくさいことは減少するのである。美樹はまだ、成長途中なのであるから、面倒くさいことが多いのは当たり前である。ただ、100%面倒なことというのは、余りにも、今有る自分の能力とはかけ離れたことなので、できっこないこともあるけれど、今ある能力の周辺を延ばしてゆくのは、面倒くさいというその先に、面白みや楽しみが待っているものだから、まあ、ちょっとくらい面倒なことならば、やってみるのがよろしい。」、「暑いなあ、寝てよう」といって2階へ行ってしまう。美樹はひそかに、これを、「冬眠」でもいなく、「仮眠」でもなく、「夏眠」と呼んでいる。

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