速度は、距離を移動するときや、物の生産量を定義するときに使う。そのときの速さである。速さがあるということは、物が変化するということになる。空間を移動したり、物質が変わる。
物質は、とりまく環境のエネルギーに応じて、状態を変える。
地球に降り注ぐ太陽のエネルギーは、植物に蓄えられ、植物を食べる動物に移り、動物はまた、自然に帰る。
人間は、環境を制御することで、快適な空間を作ることで生活する。
快適な空間は、その人が過ごしやすいと思う空間で、その想いは、その人の考えにおおきく依存する。人の考えは、人がこの世に生まれ、初期に形成される考え方で、たぶんに幼児期の環境に影響される。
環境が人の考えを形成し、その人の考えが環境形成に影響を与える。
個人の考えと環境との相互作用が、この世の中を変えている。
考えの変化と環境変化の速度は、考えの蓄積と環境を変えることの出来る能力によって決まる。科学物質的な考え方と工学的な物質制御が出来るようになって、人の自由度は急激に増した。
しかも、考え方の偏在と科学工学の能力の偏在が、経済的な不均衡を生み、世の中の状況の不均衡を生んでいる。先端部分の伝播と言うものは、人が主よりもずっと遅いと思う。
父、四季が岳太郎に言わせると、情報、物質の流通の制約が不均衡を生んでいる。その制約は、単に物質的な制約ではなく、人の考え方に側が腐れることで生まれる制約に大きく支配されてしまうことが、一番の制約であるという。
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