2008年6月28日土曜日

ハランの花

 今年は、ハランに花が咲いた。
 ハランは、蘭の一種であることが、花を見ると実感させられる。
 庭のハランは、2株ある。ひとつは、くすんだ緑色の株、もう一つは、白線の入った薄い緑色の株だ。二株とも、父が10年前くらいに植えたものらしい。葉の丈は人の背丈ほどに伸びている。
 このうち、白線の入った薄緑のほうのハランに2本、花芽が伸びた。花芽のほうが葉よりも高く伸びていて、2mほどもあるだろうか。2本とも、薄紫色で、じぐざくと曲がりながら伸びていて、かどかどから5本から10本の花が密集している軸が伸びている。
 軸の先の花は、くすんだ赤色で、蕾上の長細いその赤の先は、黄色いめしべが数本のびている。
 じぐざぐ状に10本て、それぞれに、5~10本の花がついていて、それが2本だから、100~200個も花がついた計算になる。これまで10年、一度も咲かずにきたことを思えば、計算してみると、0から100以上の花がつくという劇的な変化だというのを実感する。

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