久しぶりの任三郎である。
といっても中学生である。
中学生であるので、事件そのものは、なんというか、たいしたことはないというか、ホームズの事件である。
シャーロック・ホームズの事件をパロっている。赤毛連盟、マスグレイブ家の儀式、美しき自転車乗り・・・、そっくりな事件が、任三郎が、探偵事務所を開設したとたんに、次々と相談されてくる。極めつけは、ホームずばりに、母親の連れてきた男のことについて、推理し、言い当てるところかな。なんともユーモラスで、しかも、売れない作家とはわびしいさが漂う。しかし、ワトソン役の向島君は、本物の馬鹿であるねえ。
任三郎といえば、刑事コロンボの日本版であることは、周知の事実である。そういえば、父、太郎は、このところ発売されているコロンボのCDを買って、昔を懐かしんでいるようだ。CDでは、父、太郎は、ジェレミー・ブレットのホームズ物語についてもCDをBOXで買って全巻みたらしい。美樹としては、ホームズ君よりも、ポワロ君の方が好きなのだが・・・。ムッシュ、モナミ。
今回は、コロンボではなく、ホームズのパロディになっている。三谷幸喜にとっての中学生の思い出の一つが、シャーロック・ホームズの物語でもあるのだろうか。この調子で、高校生や大学生の任三郎が、次々に、有名探偵をパロッて登場するシリーズ化になったらいいなあ。
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