春は暖かいけれど、花粉があるから、夏のほうが好き。冬は寒いし、秋のほうが月が綺麗だから好き。
春夏秋冬といえば、四季、四季といえば、四季が岳太郎。先日の、父の誕生日には、有名な探偵作家たちの写真をプレゼントした。そしたら、とたんに、いきなり、引きこもりになった。引きこもりになるときは、かならず、、新しい作品を書くときだ。古い本を引っ張り出して読んでいたり、あげた写真を眺めたり、ネットで検索したりしていた。データを書斎に持ち込み、それに何やら一覧表のようなものをこしらえていたりしていたなあ。たぶん、今度の作品は、本格推理に関するものであると思う。だって、本格ものといわれる人々の写真だったのだし、パソコンを覗いてみたら、検索のキーワードも、それらの作家の名前だったのだから。
太郎は、引きこもるときは、ジャージにティーシャツというラフな格好のままで、何本ものペットボトルコーヒーと、何箱ものタバコを用意しておいて、食事以外は出てこない。時々、知らない音楽が流れてきたりする。それで、終日、キーボードをたたきながら、文章を作っているようだ。
きっと、また、訳の分からない小難しい理屈を考えているんだろうな。でも、あの写真から、どんなものを書き始めたのだろう? こないだ、どんなの書いているの? と聞いてみたら、本格推理とはなんだと思う? なんて、逆に問いかけてきた。犯人当ての謎解き小説でしょう、と答えたら、そうか、なんていって、また、引きこもってしまった。
よくもまあ、あんなに売れない本ばかり書けるかと感心する。そういうと、売れる本が良い本と言うわけではない。良い本とは、これまでにない新しいことを感じさせてくれる本である。しかも、新しいこととは、これまでにはないことなのだから、いきおい、専門的な領域の話になるし、大衆に売れるということとは、相容れない要素を持つものなのだよ、なんて、のたまっていた。
まあ、素人にも分かりやすく書くことも大切だろうに。まだまだだね。
どうでもいいけど、訳の分からない理屈を振り回して面白くもない本ばかり書くために、そんなに引きこもっていると、また、太るぞ!
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